カテゴリー別アーカイブ: こんな製品できました
セメント調塗装
MDFに「セメント調塗装」を施しました。「モルタル調塗装」と呼ばれることもあります。
用途はもちろんキッチン・家具の扉で、ヨーロッパではよくみられる表現方法です。
本物のセメントを塗ってしまうと当然扉が重たくなり金具やキャビネットへの負担が増えます。水や汚れが染み込んだりクラックが入ったりするリスクだってあります。そこで「セメント調」の塗装を選択するわけですが、福山キッチンのセメント調塗装扉は「特殊な左官材」ではなくウレタン塗装品なので多くの実績があり、性能面でも安心です。
また、「J型取っ手」や「逆テーパー手がけ」にも対応出来るので、表現の幅がさらに広がります。
キッチンの「使い勝手」はもちろん大切ですが、同じ使い勝手ならカッコいい方が良いに決まっていますよね。
福山キッチンの扉(フロント材)を利用すれば、価格で勝負せずにライバルと差別化できるのです。
nenrin project
住スタイルTOKYO2016で公開された「nenrin project」の工程ムービーです。
※音が出ますのでご注意ください。
キッチン・家具用の塗装扉を加工から塗装仕上げまで自社で一貫生産する福山キッチンならではの試作品です。
“TEARAI”ガーデニングワールドカップに出品!
屋外でも使える 木製ガーデニング手洗い器
その名も “TEARAI” ついに完成です!
10月12日(土)〜20日(日)に長崎ハウステンボスで行われる
ガーデニングワールドカップフラワーショー2013 in Japan に出品します。
普通、屋外に設置する水道はどれもつまらないデザインばかり….
できれば、見えないように隠れたところに設置したいですよね。
でも、こんなかわいい手洗いが設置できるなら、お庭の景色にとけ込んでステキなアクセントになりますよ★※外部でも軒下(日陰)に設置する方がより長くお使いいただけます。
・ ガーデニングに凝っている
・ ステキなお庭に設置する手洗いを探している
・ これからガーデニングを始めたい
という方は必見です。
製作が簡単そうでなかなか難しいこのガーデニング手洗い器、
耐候性を大幅に高めながら無害にするため、酢の成分と化学反応させた「アセチル化木材(ACCOYA)」を使用しています。
ホルムアルデヒドを含まず、食品衛生上も問題のない、特殊な防水塗装をしているので、自分でつくったお野菜も安心して洗えますよ。
興味がある方は、ガーデニングワールドカップフラワーショー2013 in japan に足を運んでみてください。
弊社への直接問い合わせも受付ますので、お気軽にどうぞ★
木目合わせ
カットマン溝下です
扉の柄を左右又は上下で繋げる加工を「木目合わせ」といいます。
木目柄が寸分違わぬ同じ「個性の無い印刷もの」とは違い、同じ柄はこの世に存在しない「個性の塊、天然木」の扉で木目合わせをするということは、キッチンのグレードをアップさせる手法のひとつです。ただし、何か固いものをぶつけたなどのトラブルで、扉一枚だけを交換するということが事実上不可能となってしまうデメリットもあります。
通常は、MDFやパーチクルボードに突板を貼った一枚の材料から、上か下の基準を決めてカットし、次に巾方向をカットして基準を決めた方から高さ方向を扉と扉の隙間(チリ)の部分をカットしつつ仕上げていきます。
今回はその応用編。
「風紋加工のウォールナット」を木目合わせで製作しました。
最も広い箇所でW6200㎜×H2800㎜並びの中に、厚みの違うモノがあったり、複雑な加工があったりと大変で、どこか一箇所でも間違えると全てがパーですので最後まで全く気が抜けません。
さらに「特殊な掘り込み取っ手」まであり、作業は困難を極めます。
研磨工程や他の加工工程とガッチリ連携しなければ絶対に製作不可能でしたが、無事出荷出来たのでホッとしています・・・・・。
ではまた、なにかありましたら更新します。
看板が生まれ変わりました
福山キッチンの看板が、これまでのステンレス製から「天然木製のミニキッチン」へと生まれ変わりました。
「天然木」×「加工」×「塗装」を組み合わせて、何か面白いものが作れないだろうか・・・そんな思いからスタートした看板プロジェクトです。
色んな案を出して、図面を書いてみて「あーでもない、こうでもない。これは無理、これならいける」の繰り返し。
作業の合間を縫っての製作だったため、終わってみれば半年が経っていました。
勿論、使用した接着剤は特殊なものです。選定した塗料も特殊なものです。美しい木目のアルダーもこの為に手配した特別なものです。
全ての接着剤及び塗料はホルムアルデヒド飛散等級の最上級である「F☆☆☆☆」の認証条件を満たし、重金属を含まなく食品衛生法上も問題がありません。
このような条件の下で、強度・防水性・耐光性など様々なことを視野に入れ、なるべく長持ちするように仕上げました。
ただし、それは「屋内」での話しです。「屋外」でどれだけ長持ちしてくれるのか・・・・・。正直な話、それは全く分かりません。実はこの看板はその実験も兼ねています。
2013年5月18日に設置された看板は、年月を経てどの様な表情を見せてくれるのでしょうか。皆様、ぜひ温かい目で見守ってください。
まだ設置したばかりで新しい看板ですが、もしかすると将来、天然木が使用される幅を大きく広げてくれるかもしれません。
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天然木のキッチン天板
地元福山で、こだわりの注文住宅を建てておられるtamada工房様(http://tamadakoubou.com/)へ「タモの天板」と「レオのキッチン扉」を納品させていただきました。
施主様が福山キッチンまで来られた際に一目で気に入られたレオの扉も、天然木ならではの縞模様が素敵です。そしてなんといっても厚さ40ミリのタモ天板は大迫力!今回はこの天板の製作風景を特別にご紹介します。
NCルーターで長さ方向のカットと、シンク部分・調理器部分のくり貫きです。
耳付きのタモですので場所によって巾が異なります。
この後、入念な生地研磨で形状を整えながら素地の調整を行います。
ここから塗装工程が始まりますが、シンクとの境目は特殊な塗装で完全防水が必要です。
その後目止め、下塗り、中塗り、塗膜研磨を適回数繰り返し、木材を保護する為の塗膜を形成していきます。
綺麗に塗膜の研磨が終わったら、次は上塗りです。防水性・耐熱性能等を付与しながら艶を調整していきます。
そして最後にガラスコーティング。表面硬度を上げて傷を付きにくくし、撥水効果・防汚性能を高めて完成です。
tamada工房様、カッコ良いキッチンに仕上ていただいてありがとうございました。
3年間お疲れ様でした!!
中国から研修生として来日してきたYさん。
とうとう今月で期間終了となり、母国中国へ帰ってしまいます。
私と二人での作業が多く、会社の中で一番近くにいたので寂しくなるなぁ・・・。
本当に、3年間お疲れ様でした!
中国に帰っても頑張ってください!
そして、右端が新しい研修生のRさん。
来月からは彼女との“相棒season2”が始まります。
wood junkieでした!
スウェード塗装のキッチン扉
今日は少し珍しい塗装のキッチン扉をご紹介いたします。
さっそくこちら「スウェード塗装」です。
写真ではかなり伝わりにくいですが、その名の通りスウェードのようなソフトタッチで滑らかな感触が表現されたものです。
この塗装は摩擦に強く、指紋の跡も残りにくいというメリットもあります。
拡大写真がこちら。表面に凸凹があるところは「梨地(なしじ)」塗装にも似ていますね。独特のアジがあります。
今日はこの表面を更に拡大して公開しちゃいます。それがこちら。
この塗装の正体はミクロサイズの、「黒系と白のビーズ」の集合体でした。
ちなみに赤茶系の表面はこんなことになっています。
面白いですね♪実物をご覧になりたい方は是非ご一報を♪
エイジング塗装のキッチン扉
近頃時々お聞きするのが「つるっと綺麗な優等生のキッチン扉ではなく、もっと荒々しく、使い込んだような”アジ”が欲しい」というご要望。
「エイジング塗装のキッチン扉」です。
こう見えて実はこのキッチン扉、ものすごく手間がかかっているんですよ・・・・。
格好だけではなく、水周りで使用されるキッチン扉として通常使用に耐えられる様に塗膜性能はしっかり確保してあります。この辺りが、DIY等で”それらしく”作る物との差ですよネ。但し、ジーンズの「ダメージ加工」のような物ですので、申し訳ありませんが全く同じものを作ることは不可能です。しかも天然木ですので・・。
このキッチン扉を使用することでまるで「ヴィンテージ品」の様にオシャレなアクセントになるのではないでしょうか?
HP担当、唐川でした
アメリカンブラックチェリー無垢材で作ったガラリ戸
「ガラリ戸」を、アメリカンブラックチェリーのオール無垢材で作りました。
「ガラリ戸」は他にも「鎧戸」「ルーバー」「しころ戸」などとも呼ばれます。
ドアに風の通り道を設けることで、視線を遮り目隠しになりつつも湿気を逃がすことから、洗面所などの間仕切りや収納部の戸として使われることが多いようです。もっとも、遮音性やあまり断熱性は期待できないですけどね。
最近めっきりと見かけなくなりましたが、存在感があってオシャレです!框部分もフィン(羽板)もアメリカンブラックチェリーの無垢で作り、きっちりと塗装してありますので高級感がプンプン漂っています。
研磨担当者は普段の何倍も手間がかかるのでヒィヒィ言ってましたけどね(笑)
ブラックチェリーは「日焼け」して変色しやすい木なので、常に何かの陰に一部分だけが隠れている状況だと、日焼けした部分と、そうでない部分の境目が出てきてしまいます。ですが、満遍なく日焼けしていくと何とも言えない「アジ」が出てくるんですよね。
実は、我が家でもブラックチェリー(突板)のベッドを使いだしてもうすぐ3年になりますが、だんだんアジが出てきており、それを楽しんでいます。
「完成した時が頂点」ではなく、このように「変化したずっと先に頂点」がある方が面白いと思いませんか?
以上、唐川でした
ブナ材で抽斗(ひきだし)を作成
こんにちは、エフです
先日、画像の抽斗の中の箱?を作成しました。
福山キッチンはキッチン扉面材を主力商品としていますので、通常は箱の方はほとんど自社で加工していないのですが、今回受注を受けしっかりとした製品が出来るか不安でした。
ただ、お客様よりしっかりとした加工図面を戴いていたので、加工する方としては忠実に形にして行くだけでした。
唯一、各パーツを加工後、研磨・塗装をして仕上げてからの組立になる為、後から修正が出来ず、「パーツ毎のクリアランスが塗膜の厚みによりバラつきが出ないか」とそこだけが、心配でした。
実際、各パーツの仕上げの後に組立をしてみましたが、中の仕切りの抜き差し等は、ほんとスムーズで完璧な仕上がり具合となりました。
これは、加工・生地研磨・塗装・塗膜研磨工程が一体となっての作業の賜物です。
画像では、わかりにくいですが、ほんといい感じなんです。
加工については、まだまだ納得いかないとこもあるんで、これからまだまだ技術を向上させて更に良い物を次は作成したいなー。
期待と不安で次のチャンスを待ってるゼっ!!
アメリカンブラックチェリーの扉達・・・・
はじめまして。福山キッチンに入社して16年目の検品、梱包、出荷担当のサッカー大好き”フォルス”です
家族全員サッカーが大好きで、最近は、嫁さんと娘たちがなでしこジャパンにはまっています。
小学生5年生の娘もサッカーをしていて、そのクラブチーム「フォルス府中」のコーチとして子供たちにサッカーを教えています。「フォルス」とはフランス語で「力強く前向きに」という意味らしくチームを立ち上げた方がつけられたそうです。
うちのチームは他県への遠征も多く、子供たちはいろんなチームと試合ができ、時には天然芝のグランドでサッカーができるのでとても喜んでいます(実は羨ましい・・・)。
福山キッチンに入社して機械加工、生地研磨でNCテノーナー、NCルーターで扉の外周加工やワイドサンダーやベルトサンダーでの研磨作業を経験し9年前から品質、納期管理、最終検品を担当しています。入社当時と比べ今は色んな形状、突板の種類、塗装方法がありその全てをチェックします。
最近ではアメリカンブラックチェリーの突板での木目合わせ塗装扉がありました。
この写真のように扉を並べて木目、色調の確認をします。
この扉はある家の寝室の扉です。
この他にも食堂のカウンター収納、テーブルやキッチン扉、書斎、テレビ台、本棚、地下室の扉、郵便受けなど全てアメリカンブラックチェリーで木目合わせの大豪邸です。
木目合わせなので1枚でも失敗するとダメになってしまう為プレッシャーがかかるのですが、上手くいって出荷が終わった時の達成感はたまりません。
これからも力強く前向きに仕事に取り組み、お客様に満足して頂ける様に頑張ります!
何これ?箱?
大きさは、高さ60cm位・横1m50cm程
子供なら横になって寝れる位の大きな箱です
ホント!何これ?
正解は!
『ホワイトオーク天然木浮造り仕様のレンジフドーカバー』
これは、お客様の要望でワンオフ品⇒システムキッチン外観(天然木)統一品の一パーツで、パーツって表現も違和感が有るぐらいの一品
そして、このシステムキッチンの拘りが【木目の柄を全て合わせる!】なのです
そぉ!各セクションが1枚の天然木から出来ていて‘めっちゃ美しい柄あわせ’
このレンジフードカバーを見れば一目瞭然
左右は、おろか木口までも柄が合ってる!
当然1枚板から製造した訳ですので柄が合って当たり前ですが
結構加工には“頭をひねって”たりもします
これも、お客様からのご要望
応えられなきゃ‘福山キッチン装飾’の名が廃るって事で日々頑張ってます
これを観て「良いなぁ~自分だけのオリジナルキッチン」が出来るんだ!欲しい!」
と、思い立ったが吉日
色々なご要望に当社が応えます
そして作業者も頑張ります
気になる方は、是非お問い合わせ下さい
お問い合わせは、【入力フォーム】をポちっと!内容を書き込みして下さい
以上TAKIがお送りしました
カーリーメープルの特別な染色UV塗装扉
カーリーメープルを福山キッチン独自の方法で染色し、トップコートにUVクリア塗装を施しました。
動画を見ていただくとカーリー杢が全く死んでいないことがお分かりいただけると思います。見る角度によって表情をガラリと変え、そして微妙に色が変化しています。
国内はもとより、海外の高級キッチンメーカーにも、これほど天然の杢を表現できているキッチン扉はそうそう無いと思います。まさに天然木キッチン扉の最高峰と言えるのではないでしょうか。
hp担当 唐川でした
楢のテーブルにUVクリア塗装
営業の大本です
今回は日頃仲良くさせていただいている高級家具屋さんから、「テーブル天板へのUVクリア塗装」のご依頼です。
楢の突板を使用した、50ミリ厚×1200㎜×3000㎜という、これまた大きなサイズの天板です。
過去何度か福山キッチンのスタッフブログでお伝えしたとおり、当社のUVクリアは「カーテンフローコーター式」で塗装しているのですが、間口が広いものを綺麗に塗装できるところは案外少ないのですよ。
話はがらっと変わりますが、約半年前に「歩数計」の機能が付いている携帯電話に機種変更いたしました。
6年前より成人病又肥満予防の為に休日はウォーキングをしています。
腰につけている万歩計で8,000~10,000歩を目標に運動公園で歩いていましたが、携帯電話の歩数計には歩数だけでなく、歩行時間、距離、消費カロリーまで掲示されます。具体的な数値があり楽しみです。平均すると約10,000歩、歩行時間1時間30分、消費カロリー290kcal、距離6km、脂肪燃焼量40gです。今後も継続してウォーキングを実施します!
私事ですが体重73kgから64kgになり血圧も100~120と正常になっています。
皆様も健康対策の為に初めてみてはいかがでしょうか。
天然木と本漆の組み合わせでシステムキッチン扉を作りました
今日ご紹介するのは、天然木に「本漆」で塗装したシステムキッチン扉です。
三層ホワイトウッド | ||
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紫色 | 赤色 | 青色 |
もう一種類黄色があればまるで信号機の様ですが、本当に鮮やかな色です。
天然木に「本漆」を何度も摺り込んで仕上げており、自然素材なのでホルモアルデヒトなどのシックハウスを引き起こす成分が含まれておらず、小さなお子様にも安心です。
また漆の塗膜は天然樹脂でありながら抗菌性もあるんですよ。
レッドオーク | ||
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←青色 赤色→ |
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この他にも緑や黄色、より本漆らしくなる黒、透明など様々な色をご用意しています。
黒の本漆で塗装した扉で、システムキッチンを格調高くするのも良し。ワンポイントのビビットカラーでショップの収納扉やクローゼット扉をオシャレに演出しても良し。またひとつシステムキッチン扉選びが楽しくなりましたね。
以上、HP担当唐川がお送りしました
フラット形状のシステムキッチン扉、機械加工について
みなさんはじめまして、エフです
自分はカットしたり貼ったりと機械を使っていろいろな加工をしています。
福山キッチンでは、大きく分けて「框組み」と「フラット形状」の2種類のタイプのシステムキッチン扉を製造していますが、今回は「フラット形状」の、機械加工を中心にざっくりとの説明させていただきます。
≪原板カット≫
まずはこの工程。世界中の様々な天然銘木突板を貼った原板(3尺×6尺や4尺×8尺)を、サイズ毎にパネルソーやNCテノーナーで正寸カットします。
この作業で扉のサイズが決まってしまい、かなり重要で神経を使います。大きなサイズに間違えたならまだしも、小さくカットしてしまった扉は元に戻らない訳で・・・・。そんな時は寒い真冬でも変な汗をかいた経験が何度か・・・・。材料を無駄にしちゃってスイマセン。
≪木口貼り≫
パネルソーでカットした製品に、この工程で「エッヂバインダー」という機械を使って木口貼りを行ないます。0.5mm~10mmまでの木口テープ(天然木)や無垢の面材を貼り付けます。その際、木口面にR面やC面の加工も同時に行ないます。
ここでは接着面、強度に神経を使います。その件にと~っても深く関わってくるのが、糊と木口材の相性です。奴らがなかなかの曲者で、冬場冷え切っていると糊の出は悪いし、かと言って機械のヒーター温度を上げすぎると木口材は焦げちゃうし。
でも部材は低いと接着強度が弱くなってしまうので、部材だけストーブで暖めたり・・・・と結構大変なんです。部材温度・面材温度・場内温度を毎回チェックし記録を残しながら管理しています。
エッヂバインダーと同じような機械で「曲面貼り機」というものもあります。これは字の如くR付きのサイドパネル等、曲面の木口処理をする機械です。
曲面貼り機で作業するには、ちょっとしたコツというか慣れが必要で、意外と難しいです。製品を機械に押し付けるようにして接着させるため力が必要です。か弱い(?)僕は必死で足を踏ん張ってやっています。おかげですぐに靴がボロボロに・・・。
以上のような加工の後、角の処理を行って生地研磨工程へと流れていきます。
機械加工はホントにいろいろ大変でぼやくこともありますが、やりがいもあり、難しい加工が出来た時の「やった感」はもうたまらんです。
変わったクローゼット扉。今度こそちゃんとした記事です
お待たせしました。
これが例の変わったクローゼット扉です。
福山キッチンはシステムキッチンの塗装扉を長年作ってきた技術で、その他の内装扉もイロイロと作っています。
今回はポプラの突板を使用し、様々なこだわった加工を施しています。
まずは木目合わせ。縦方向に同じ突板を使用する事によって、下から上までスッキリ木目が繋がるように製作しました。
そして最も大変だったのがこの加工⇒⇒⇒
大きな1枚のクローゼット扉の中央辺りに切れ込みが入り、さらに斜めの取っ手を縦にも横にも入れてあります。
木目合わせと、この取っ手加工を同時に実現するのは結構大変なんですよ。しかも全箇所にちゃんと天然木突板を貼って、もちろん塗装もしています。
さらに、お客様からの「フローリング材に色を合わせて欲しい」というご要望でしたので、フローリング材の端切れをサンプルにして色合わせを行いました。
また、塗装で導管をどの程度埋めるかによって、オープンポアー仕上げからクローズポアー仕上げの塗り分けが可能ですが、今回はポプラのこの色で高級感を出したかったのでクローズで仕上げました。
どうですか?
今回これを2セット作りましたが、これがデーンと壁一面にあったら一気に高級なお部屋になっちゃいますね!!
以上、HP担当唐川でした
例の“変わったクローゼット扉”が完成しました
こんにちは。HP担当唐川です。
以前、twitterで告知しましたが、やっと“例の変わったクローゼット扉”が出来ましたヨ!!
詳細は・・・・・詳細は・・・・・・・・また後日っ!!(まだ引っ張ります)
今回は特別に出荷の風景だけお見せします。(笑)
キッチンの対面カウンター塗装の様子
こんにちは唐川です
今日は対面キッチンカウンターのご紹介です。
塗装の様子→
福山キッチンのメーンアイテムはもちろんキッチン「扉」ですが、この様なキッチン「カウンター」等、キッチン周りの扉以外の製品も定番商品として製作しています。
この製品は、フラッシュで作った基材にバッカーを貼り、レオ(ニューギニアウォールナット)の天然木に表面・木口面共に浮造り加工を施しています。
塗装においても、防水性能を持たせる下処理はもちろんですが、耐久性に極めて優れたトップコートを施すなどして、とにかく「耐久性・耐衝撃性に優れた製品」をコンセプトに製作しました。
対面カウンターは、天然木を使えば何でも良い訳ではありません。「天然木」を使用し「塗装」することで、「高級感」や「オシャレ」を演出しながらも、水周りで硬い食器類と直接ぶつかるものですので、「柔らかすぎ」たり「もの凄く水に弱い」では意味がありません。
福山キッチン装飾は「外見だけでなく、中身も大切に」する“ほんモノづくり”を心がけています。
カリンの玄関収納・洗面化粧台
今回ご紹介するのは、都内某個人邸で施工された例です。
キッチンは単色エナメルにUVクリア塗装を施し、キズに強く清潔感を演出しました。
玄関収納と下駄箱の扉はもちろんですが、玄関カウンターも全て扉と同じカリンの突板を使用し、セミクローズ仕上げにしました。扉は全て横一列に木目が合うように加工しました。
この玄関カウンターは間口が約2400ミリありますが、このサイズで節・虫食い等欠点のない突板を探し出すのは骨が折れました。表面のトップコートには擦り傷に強いシリコンアクリルタイプを使用しております。
洗面化粧台もカリンの突板です!
ここで特にこだわったのが芯材です。洗面台という使用環境を考慮して、水分に強い耐水仕様の素材を選択。更に塗装においても防水仕様で構成いたしました。トップコートには耐熱・耐薬品性・耐汚染性能の優れた塗装を施しております。
